Mac + UnityでAndroid版Google Cardboardアプリを作る
今年はOculus RiftやPSVRが発売と、とにかくVRが熱い年ですね!
しかし、これらの機器は高いですし、VR自体そんなに認知されてる訳ではないのでそうそう普及しそうにないです、、、
そこで、たった1000円くらいで手に入り、誰もが持ってるスマホを使って遊べるGoogle Cardboardを使ってみようと思います!
Unityのインストール
まず、下記のサイトでUnityをダウンロードします。
http://unity3d.com/jp/get-unity/update
インストーラの設定は全てデフォルトで大丈夫ですが、Componentsを選ぶ際にAndroid Build Suppotを入れてください。追加でExample Projectも入れるといろいろ為になります。
Android SDKを入れる
次にAndroid SDKを入手するために以下のサイトからAndroid Studioをインストールします。
http://developer.android.com/intl/ja/sdk/index.html
インストールは全てデフォルトで大丈夫です。Android Studioが起動したら右下ConfigureからSDK Managerを起動します。SDKの一覧が出るので、自分が欲しいやつをダウンロードしてください。あと、上に表示されているSDK Locationも覚えておいてください。
JDKのパスを探す
WindowsだとJDKをインストールする必要がありますが、Macはデフォルトで入っているので、その場所を探します。いろいろな方法があると思いますが、以下のサイトが参考になると思います。
Unityにパスを通す
アプリを作るための道具は揃ったのでUnityにパスを通します。Unityを起動したら、左上のUnity > Preferencesで専用ウィンドウを出した後、External Toolsを選択してSDKとJDKの欄にさっき探したパスを書きます。
長々といっぱいやりましたが、ここまででAndroidアプリの開発環境が整いました。これからGoogle Cardboardアプリを作ります。
Google Cardboardのアセットを入れる
以下のGitHubにアクセスして、zipファイルをダウンロードします。ダウンロードしたら解凍しておいてください。
Unityで適当なプロジェクトを作成してください。
そしたら、そのプロジェクト内からAssets > Import Package > Custom Package... で解凍した中に入っているGoogleVRForUnity.unitypackageをインポートします。
動作を確認するため、同様の手順でCardboardDemoForUnity.unitypackageもインポートしておいてください。
現在はGoogleVRForUnity.unitypackageに含まれました。
Game Viewで確認する
Assetsに入っているGoogleVR > DemoScenes > HandsetDemo > DemoScene を開いて起動すれば、VRアプリが動いていると思います。altキーを押しながらマウス操作で視線の変更、Controlキーを押しながらマウス操作で首をかしげます。
実機で確認する
いよいよ、実機で確認です。実機のUSBデバッグをONにした状態でパソコンに繋いだら、Unity側で File > Build Setting で専用ウィンドウを開き、Androidを選択してBuild And Runと行きたいところですが、そのままだとBundle Identifierが設定されていないと言われるので設定しておきましょう。
Bundle Identifierは Player Setting > Other Settings で設定します。ウェブサイトがあるなら逆順ですが、ないなら com.[Compny Name].[Product Name] で大丈夫です。
SDKをStandard Assetsにする
このままだと毎回 GoogleVRForUnity.unitypackage を探してインポートする必要があるので、Standard Assetsにしてエディタから直接インポートできるようにしましょう。
Macの場合、アプリケーション > Unity > Standard Assets にunitypackageファイルを置いておくとエディタ上から直接インポートできるようになります。
まとめ
環境の構築お疲れ様でした。CardboardのSDKはUnity用のが提供されていてアセット入れるだけで簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください!